先越された 2022年4月17日

入社してすぐから「この人辞めるんじゃ・・・」と感じていた上司だが、いよいよ辞める事となった。
最近のテンションの低さと、時間の使い方が粗雑になったがそれを隠さない態度から「いよいよか」とは思っていたが現実のものとなった。一応トリガーは販促部門をはずれ、「墓を売ってこい」といわれたからだそうだ。
とはいえ、実際のところ予定調和と思う節もあるので、個人的には全くの想定内、但し上司のタスクがどれだけ回ってくるかという部分と、その適材適所と全く反する人事異動が明日はわが身ということが心配。特にタスクについては俺を潰そうとしていた部長が引き継ぐが、間に誰か物腰が柔らかく俺との関係性が良い人間を挟んで回す、そんな予測が立つ。

俺も知ってる広告代理店があるのだが、上司はそこの結構上の人と旧知で、以前から最後はそこでと言っていた。
通勤の面倒さはやっぱりプライベートに負担が大きいし、上司の場合ここにきてプライベートが少し荒れた様子。だから尚更だろうし、上司は引き抜かれて入った人間だから完全週休2日と他の人間と待遇が違ったが同じ部署で後から入った俺なんかがそこに揃わないのはちょっとしたプレッシャーだったろう。
最終的に社内の不均衡の一翼を無くすこと、すぐ忘れてしまう社長の脳みそのしりぬぐい的な要素を以て辞めた部分もあるだろう。

実際俺も付き合いきれないし。
この社長にしてこの社員ありって部分は多い。俺の経験上からすれば、普通の会社で営業が務まるこの会社の営業はほんの2~3人。前職時もそうだったが、間接部門に甘えつつ上からの言動、社長の生き写しだ。

で、陰で会社や社長に誰かの文句を言いながら表では綺麗ごとを並び立てる人間になるか、ならずとも生活の為屈するのか、信義に悖るとしてあっさり辞めるか。
もう勤続1年は超えたから会社都合ならいつでも良い。不当解雇・パワハラなど取り立てる要素の証拠もあるし布石も打ってきてあるから。でも自己都合は金銭的なモラトリアムが短い。今までの人生ポン辞めしてもどうにかなったのは実家にいた頃で、今は自力ですべてを賄わないといけないから難しい。
正直どうにかなるってのは心の片隅にはある、仕事って限定せずに単に金を得ると考えれば手法はある。その中でフリーで動いて所謂仕事を交えその幅を大きくするってフローも考えられる。
でもちょっとリスクが大きいかな、若いころより色々物事を知って鉄砲になれない。

今は滑走路を造る、ここで屈しながら働きつつ滑走路を整備延伸することは出来る。
東京から引越してきたこちらでの人間関係はイマイチ良くない、東京が当たり前に思っていたが同じ関東で東京のベッドタウンにあって村社会度が高くその排他的で同調を求める性情の方の多さには馴染めない。
故に滑走路の整備も延伸もイマイチ進みが悪いが、遠からず必ずできる筈。

その時は遠慮なく堂々と消えてやる。

小器と佞臣 アホボン