コロナ禍でのアラフィフの就活 H君その後 2021年4月30日
件のH君だが、辞めることに決めたらしい。
午後、社長を呼んでMTGルームへ、その後上司も呼ばれたが予想通り話が長い。
まぁ社長が慰留してるんだろうが、ここ数日の彼の話だと求人広告との差異を理由に早々に辞める、次が決まらなくても辞める方向で固いみたいだから慰留は無理だろ。
一時間半くらいかな、ようやく話が終わったようだが試用期間最終日の今日までってことになったそうだ。
俺の予想は社長がキレて(試用期間最後の)今日までってところだが、上司に聞いたら半分正解だったらしい。半分ってことはほぼ正解ってことだろ、H君は5月いっぱい若しくは給料の〆である5/15までは居るつもりだったから社長の堪え性の無さが出ただけだろ。
でもH君にしたら渡に船、試用期間=有期雇用きっかりで虚偽求人(俺が入社した時点でECの話は飛んでいたが、そこから一月半後に面接・入社した彼は虚偽の募集要項で入ったことになる)による延長(無期雇用への転換)不合意って筋道が立つから、次の求人応募時に3か月で離職した理由が明瞭で不利になりにくくはなるからね。
当初はあれだけ「H君」「H君」と言っていた社長もここ一月くらいはそうじゃなくなっていた。
解りやすい、俺なんか"嫌い"ってオーラが見えるけど、周りもそれは感じていて人の上に立つ者としての素養の無さバリバリ(なんだこの言い回し)だもん。
本来今日は"落ちてる"H君と3人で飯会の予定だったが、送別の会になった。
生き生きとしたH君は久々に見た。
もう最後だからと、虚偽求人の件や労務管理の問題など色々言ったそうだ。まぁだから社長がキレて今日までとなった可能性はあるけどね。温い子だと思ってたけど、そこは最後にそういったところを出したようだ。
俺からしたらH君がいなくなって、下っ端の雑用が戻ってくるのは面倒だが、最近営業で入ってきた仮にK君とするが彼にはさせない。
営業とそれ以外の区別ではなく差別、職場環境に労務管理の杜撰さを考えれば前職より悪いかもしれない。
前職のように粉飾して黒字化しているが赤字続きと違い普通に利益は小さくても黒字な会社、だけどこの状況を鑑みれば赤字に転落するのは程ないことだろうし、そうなると大概の人は離れて行くのだろう。
そうなるとこんな僻地(失礼!)の暗い業界で月8休で祝日休みなしの会社に良い人材が集まるはずもなく、人の質の低下と経営難のループで築き上げた創業家の私財が目減りしやがて滅びの時がくるのだろう。
俺は去年パワハラと言えるノルマ・課題をすべて達成・超えて"もういい"と思ったことと、修正の意思のない人材の偏重・差別などからコロナ禍のなか前職をポンと辞めたが、今回はそうは行かない。
金銭的には昨年だって辞められる状況じゃなかったが、勘だよね、物理的・金銭的なファクータもあるにはあったが"辞めてもどうにかなる"といった勘があった。
辞めたことで色々な気づきがあり、会社勤めでは見ることのできないものもみることができた。
色々プラスにはなったが再就職は現状失敗と言わざるを得ない。
自分の中の潜在、いやもう顕在化してるライフスタイルがあるが、それに向かう以外に道はなさそうだ。