背水 2007年3月23日

死せる孔明生ける仲達を走らす、と言った。

諸葛亮孔明・司馬懿仲達、共に三国時代・三国志では秀でた軍師として名高い。儀の人としての部分で人気が高い事は別に、総合的(?)に諸葛亮の評価が高いのは冒頭の故事のような優れた軍略等が有ったからだ。
だが、最近の両者の評価は軍事面では司馬懿の方が上回っていたと評される事が多いようだ、理由は諸葛亮が司馬懿を破った事が無いからだ。
ただ、攻める側の蜀は勝利以外は負けであったが守る側の魏は負けなければ勝利であった事、蜀領への侵攻は二の次三の次で自国領を侵攻されない(北伐による蜀の疲弊を待つ)事を戦略とし、守勢に徹する事を戦術とした司馬懿と、旧都長安への侵攻を戦略としその戦術上司馬懿と対峙した諸葛亮を比較して軍事面での評価を下すのは少し横暴な気がする。
度重なる北伐に蜀は疲弊を免れられなかった・・・孔明の優れた政の上でもだ。
孔明亡き後その遺志を継いだ姜維伯約、政治的な才能では孔明に遠く及ばなかったようにされている。軍事面でも適わず、当然司馬懿の守りを破れず蜀の疲弊を加速させた。
その姜維が北伐の折用いた戦術・陣形に背水の陣が有る、今も良く勝負事などで使われる「背水」の語源がそれだ。
人・・・望んでくれている人がいる、感謝。
でも俺が望む故に、追い込む事にした・・・背水、そう思って。
安静が解けて1週間、捻挫の影響もあって最初はランニングが出来なかったがもう2kmはやってる。他、筋トレも以前よりきつくしてる。体調が少し上向き加減だが、良くない時は動いた後目眩が来る。
今の時点での力を出し切る事を心がける、気持ちオーバーワーク位でちょうど良い。
そして、モチベーションを落とさないように。
鍼灸の先生の患者で東京オリンピックに日本代表として出場した方がいたそうだが、その方が言うには「止まったら駄目なんだ」と、精神的に、体力・健康面共に止めると健康を、生活を害すると言っていたそうだ。
俺も同じような感じなのかな?と思う。ドクターストップは度々だったし、色々な事が有って「少し疲れた」って思うことが多かったが・・・。
健康上良くないらしいが、やっぱり俺自身休むのは性に合わないらしい。
孔明の庵 面接準備