コロナ禍でのアラフィフの就活 桜咲かず 2021年8月22日

今日はとある供養祭りをやった。

そもそもこれ供養の対象が非常にデリケートなもので「祭」と称される中で行なわれる供養ではないと考える。

で、もちろん参加者を募ったが予想では「ゼロ」のはずがお一方応募があった。
1万近くDM撒いて新聞広告も出したからな、悪い意味は一切なくその供養に対して人目を憚らないと考える方の目に留まっても不思議はない。
誤解を防ぐために正直に言えばその方はその供養ではなく、所謂回忌法要から相当の年月を経ており、単に自分のお子さんの供養をと考えられた方だった。

ここで何が問題かって、一組しかいないこのイベント、女性従業員をサクラとして列席させようとしたこと。
ここは男の俺には分らない部分ではある、しかしだ、流産・早産で4人目にしてようやく子供を得た叔母がいる俺には多少の想像はつくし、逆に望まれない命として扱われる事例からの供養ともなるこの祭りに女性従業員にサクラとして列席しろとは全く配慮に欠ける。

所詮人の死など商売道具。
といってしまえばそれまでだが、多くがひっそりと供養を行なうものを祭りと称し女性従業員にサクラで列席とはシャレにならん。
俺の叔母の様なバックボーンを彼女達が持っていたら、どれだけ不愉快な想いをしたか。

幸いHさんがうまくとりなし列席は無かった。俺は列席を命じられた女性に事の顛末を聞かされ反対したけどな、口だけだ。うまくとりなしたHさんは当社ベテランとはいえ良い仕事をした(こういうと俺が偉そうだが・・・)。
おかげで参加された方は一人でとなったが住職との間で一人であったが故に得たものがあった。参加者が複数である部分流れを重んじなければいけないイベントであったら、無かった。
営利的に考えてこのイベント自体に反対の俺だが、参加して供養で涙を流していた方と気の利いた住職とを見ていて良い事をしたと思っている。営利的には大赤字だが、この一部始終にその場で交われたのは俺だけで、クソ面倒臭いと思っていたイベント実行を桜咲かずに無事終えられて気分は良い。

ただ、このクソ家内工業は長くは無いと改めて確認するに至ったわ。

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